フードについて

こんにちは!
今回は、フードのお話をしたいと思います。


突然ですが、なぜ犬にはドックフード、猫にはキャットフードをあげるのか考えたことありますか?
きちんと理由があるんです。
実は、犬と猫では食事から取らなければならない栄養素が少し違うんです。
例えばタンパク質。アミノ酸からできていますが、体で合成できるアミノ酸と合成できないアミノ酸があるんです。合成できないアミノ酸は食餌などから摂取しないといけません。それを「必須アミノ酸」と言います。犬の必須アミノ酸は10個、猫は11個あります。
違いは「タウリン」というアミノ酸です。「えっ?1つだけ?」と思うかもしれませんが、1つでも足りない状態が続くとバランスが崩れてしまい、心筋症や失明(網膜疾患)の原因となります。

キャッットフードの保証分析値の例


逆に取り過ぎている状態が続くのもよくないですよね。過剰ということですから。
だから、それぞれドックフード、キャットフードがあるんです。
他にも、炭水化物や脂肪でも少しずつ違う部分があるんですよ。
やっぱり、動物に合わせた食事を用意してあげることが大切なんですね。


看護士 永野