皮膚のお話

最近、暖かくなってきましたね。(今日は大雨ですが・・・。)
みなさん、フィラリア予防、ノミダニ予防は始めていますか?


これからの季節は、皮膚の病気、お腹の病気(嘔吐、下痢)が多いように思われます。そこで今回は皮膚の病気についてお話です。


皮膚の病気は、それが病気であることに気がつかない、またはちょっと様子を見ようといった理由で進行してしまうケースも少なくありません。進行すればそれだけ治療にも時間がかかってしまいます!


ではお家でもよく見られる症状をいくつかご紹介します。


☆ 耳の病気(外耳炎)
・いつもより耳をよく掻いている。
・よく頭を振る。
・耳の後ろの毛が毛玉になっている。
・何度洗ってもすぐに汚れる。



☆ 足先の皮膚炎(趾間炎)
・足先をよく舐める。
・足先が湿っている。
・足先の毛の色が茶色くなっている(毛が白っぽい子の場合)。



☆ 全身の皮膚炎
・後ろ足で体をよく掻いている。
・絨毯や机の角に体をこすりつける。
・毛が部分的に薄くなっている。


どうでしょうか?このような症状は見られませんか?
耳の内側、指や肉球の間をよく見てあげてください。
また毛をよくかき分けて皮膚をよく見てあげてください。
赤くなっていませんか?腫れてしまっていませんか?


痒みは大きなストレスになります。ストレスによりイライラしたり、食欲がなくなってしまうこともあるかもしれません。


普段から体の隅々までよく観察し、小さな変化に気づいてあげられるように心がけましょう。


院長 中村